募集終了
概要
https://www.jbis.or.jp/horse/0001339334/
SSオーナーズクラブ(仮)8頭目の募集は、発展途上の2歳馬です!
ピックアンドロール号は、父レイデオロ(その母ラドラーダ、父の母の母レディブロンド)、母の父ゼンノロブロイと、名伯楽藤沢和雄調教師の管理馬がズラリと並ぶ血統。
父レイデオロがクリストフ・ルメール騎手を背にダービー、天皇賞秋を制したその勇姿は記憶に新しいところです。2019年の有馬記念を最後に引退・種牡馬入り。初年度産駒が今の2歳馬となる、馬産地の期待を集める1頭です。
母デルニエリアリテの父ゼンノロブロイは昨年惜しまれながら22年の生涯を終えましたが、芝だけでなく地方のダートでも活躍馬を輩出した種牡馬です。代表産駒の1頭グリムは、3歳夏に新潟のレパードステークスを勝利した後、金沢・名古屋・盛岡の重賞を次々と勝利。中央競馬を引退後高知の深い砂で3連勝するなど、砂質を問わない大活躍を魅せました。また南関でもジャパンダートダービー馬マグニフィカ、東京ダービー馬マカニビスティーなどが頂点を制しており、地方競馬で走らせる馬に必要な環境適応力を兼ね備えています。
特筆すべきは母の母トキオリアリティー。「Secretariatの再来」と言われたその父Meadowlakeは現役当時ですら貴重だったPrincequilloの直系種牡馬でした。トキオリアリティー自身がそうだったように芝ダートをまったく問わず短距離で確実に伸びる渋いスピードは、軽快さだけが先行するスピード血統とはひと味異なる、噛むほどに味わいが深まる深みを感じさせます。フランスで生産されたあと第2次世界大戦下の大西洋を渡り米国にたどり着いたPrincequilloの血統は、当初色濃かったステイヤー色が世代を経るごとに薄まり米国ダートに通用なパワー型短距離志向を強めていったという珍しい特徴を持ちます。この血が持つ環境適応力を示すものといえるでしょう。
また、Princequilloの系統を語るときに常に触れなければならないのは母系での強靱さ。米国競馬史上最も偉大なブルードメアサイアーと呼ばれるPrincequilloは、米国のリーディングブルードメアサイアーに8回輝き、Secretariat、Mill Reef、サンサンといった歴史的名馬をこの世に送り出しています。バージニア、ケンタッキーといった東海岸の生産者が当時こぞって買い求めたPrincequillo系の牝馬は、21世紀の今なお多くの競走馬の血統表に燦然と輝いています。これもまた環境適応力、配合相手の長所を存分に引き出す能力の賜物と言えるでしょう。この血が母方に入っていることは、本馬の大きな特徴です。
トキオリアリティーは馬名からも想像できるように母の父がMan o'War系のIn Reality(ゴドルフィンアラビアン→マッチェム系)。それだけでなく母の母What Will BeはDjebel→My Babuの直系(バイアリーターク→ヘロド系)です。ともすればダーレーアラビアン系ばかりが並びがちな現代競馬の血統表の中に3大始祖がバランスよく配置されていることは、本馬の丈夫さや適応力の強化に一躍買ってくれるにちがいありません。
サッカーに縁の深い馬名だった[SSOC-7]ユネバウォクアロンの無念を晴らす[SSOC-8]ピックアンドロールはバスケットボール用語にちなんだ馬名です。中央競馬の芝の新馬戦でデビューしてしんがり負け。その後の3戦もしんがり負けを続けますが、前々走で1頭に先着しブービー、前走で2頭に先着しあとちょっとで入着の6着と、少しずつ進境を見せています。時計も当初1分21秒かかっていた門別の1,200mを、この2戦は1分18秒台と3秒縮めて乗り切っており、着実に競馬を理解していっていると言えるでしょう。なにより,周囲の過剰な期待を集める高額な馬を所有し、少しの凡走でも落胆するのとは異なり、当初上手く立ち回れなかった競走馬を安価に所有し、月に2回、1戦1戦進境を見守りながら少しでも改善した部分を前向きに捕らえて喜ぶことができ、1つでも勝つことができれば投資した額と遜色ない賞金を獲得できるのは、地方競馬の馬主資格を所有しているからこそ味わえる、競馬の裾野を支える意義深い楽しみ方だと思います。
蹄鉄プレゼント
取り外した使用済み蹄鉄を、共有オーナーでご希望の方にお送りします!
注)募集は不定期です。稀に厩舎の都合等により、蹄鉄が手に入らない場合があります。
預託先
岩手(水沢)競馬 酒井 仁厩舎
今回も、当クラブ初勝利馬モズヤッパリネ号を管理する酒井仁厩舎に依頼します。モズヤッパリネ号は、総額127万円で募集され、僅か3ヶ月で130万円の賞金を獲得。早くも募集額を回収する働きを魅せています。コンスタントに隔週走りコンスタントに賞金を獲得する馬主孝行な競走馬となっているのは、まさに酒井師の手腕によるところです。
馬の負担を極力減らしながら、しかしできるかぎり毎開催出走させ賞金も獲得。オーナーからすると大変嬉しい結果を残してくれる酒井師。今回は、本馬をどのように采配してくれるでしょうか。
預託料
今後の予定
11月15日までに水沢競馬場 酒井仁厩舎に移動し、年内に3回岩手競馬で使う予定です。その後は岩手競馬での走りを検討した上で、岩手で続戦するのか冬休みに他場へ移籍して走らせるのかを決定します。
募集価格
総額: 672,000円(税込) (サラブレッドオークション落札額 517,000円×1.3=672,100円から100円引き)
一口価格: 33,600円(税込)
複数口割引:本馬に2口以上共有申し込みをされる馬主様 1口あたり 3%(1,008円)引き
既存共有者割引:SSオーナーズクラブの馬を共有されたことがある馬主様 1口あたり 7%(2,352円)引き
※ 上記2件の割引は併用可能です。
経費: 2023年11月10日より発生
新規入会キャンペーン
一般募集期間
2023年11月11日 9時〜11月17日 18時
既存会員優先受付期間:11月10日〜11月11日 9時
先着順で受付を行います。満口になりましたら早期終了させていただきます。
新規の方も11月10日から申し込み手続き可能ですが、11月日の9時から順次受付処理いたします。
申込方法
申し込み前に、会員規約をご一読いただき、内容に問題がないかどうか、ご確認をお願いいたします。
申し込みはこちらからお願いします。
代金振り込み・必要書類
申し込みが確定しましたら、代金振り込みのお願い及び必要書類について、メールを送付させていただきます。